Q1. もしも今、あなたの目の前でパートナーが事故に遭ったら、泣きますか?
それとも、こっそり笑いますか?
私がカウンセラーを志すよりずっと前のこと、夫婦の関係に悩んでいた頃のことです。
岡野あつこ先生の講座に初めて参加した時
最初の衝撃が、この質問でした!
すでに熟年に差し掛かっていた私は、「住宅ローン、タダになるかも??」
一瞬、頭によぎった皮算用。。。
岡野先生がおっしゃったのは、この質問に「泣く」と答える人は、離婚を考える段階ではないそうですが、
私のように、お金のことを考えちゃう人は離婚を考える方向もありだと言います。
それがはじめて、自分の重症度を自覚した瞬間でした!
長い間、一人で悩み続けていた私は、自分たちの状態が
軽度なのか、中度なのか、重度なのか、
全くわからないほど、感覚が麻痺していたのです。
それでも、自分の心の中には、何かモヤモヤする気持ちがありました。
その気持ちが私にとってのかすかな希望でした。
「でも、○○だったら、泣くかも?」
「でも、○○だったら、笑うかも?」
といろいろ条件をつけているうちは、今すぐ離婚ではありません。
パートナーが生きていても死んでいても、自分には関係ないと思えるところに至ってこそ離婚です。
答えを急がないこと
とはいえ、この質問の答えは簡単に出せるものではありません。
相談にいらっしゃる多くの方々は、たくさんの怒りを抱えるあまり、
本来のご自身の心の在りようを、自分でも気づかないうちに
心の奥底にしまいこんでしまっていることが大半です。
何よりも、カウンセラーに相談に来る、このサイトを見に来るという時点で
目の前でパートナーが事故にあっても、動じない人ではないはずです。
口では、パートナーへの不満を撒き散らしていても、
実は心の深いところに、わかってもらえない愛を抱えていることの方が多いのです。
固く閉じられた心の扉をこじ開けて、本当の自分の気持ちを知るまでは
答えを急いではなりません。
Q2. 離婚したら経済的に得ですか?
離婚によって経済的に困窮することが目に見えている人は離婚ではありません。
Q1. Q2. の2つの質問にYes!と答えられる人だけが、離婚への方向を考えます。
答えを急ぐより、考える猶予期間を作りながら自立を目指す具体的な行動を起こすことが重要です。
夫婦の間で経済的イニシアティブを完全に夫さんに握られてしまっていると
妻さんはどこかで「食べさせてもらっている」「私は働けない」「私には能力がない」という不全感を抱きがちになります。
でも、夫婦の間で、稼いでくる金額の多い方が上、少ない方が下という考えは捨ててください。
お金を稼ぐことが目標ではなく、習い事でも、資格取得でも、自分の世界をもって人や社会と関わることが大切です。
そうした時間と社会との関わりの中で、
精神的にも経済的にも自立した視点から夫婦の関係を見直す猶予が必要です。
焦らず、行きましょう!
あなたのマリッジライフがずっとハッピーでありますように
ティダテラス 照子
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