夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。
昨年の夏頃のニュースでしたが、厚生労働省が行なった「全国家庭動向調査」で、
夫婦の家事分担は、妻の割合が8割、夫が2割という結果が出たそうです。
女性が出産後もフルタイムで働くことが常態化している今の世に
ちょっと衝撃的な数字だと思いました。
夫の役割分担 第一位は「ゴミ出し」だそうですが
ゴミを分別して、曜日に合わせてまとめるのは妻
というような「見えない家事」に妻が多くの時間を割いている現状があるというのです。
1. 妻の本音の叫び
夫にやって欲しい家事
夫にやって欲しい家事として一位に上がるのは、「掃除」。
「掃除」とは「掃除機をかけること」「食器を片付けること」だと思っている男性方の
どれほど多いことか!!
その一方で
適当にやられるくらいなら、やらなくていい
イヤイヤやるなら、やらなくていい
何も期待しない!
自分でやった方が早い
という声も。
その妻さん方のご意見、ごもっともではございます。
日々、時間に追われるワーママとしては、
「右腕になれないなら引っ込んでて!!😤」
と、言いたくもなりますよね。
でも、それだと
夫はいつまでも家事をできるようになりません。
まずは、夫を「一人前の家事ができる夫」に育てることから始めましょう。
そのためには、「待ってあげること」が大切です!
「今」なのか「後で」なのか?
あるご夫婦の話ですが、食事の後、
食器を食洗機に入れてボタンを押すことを、夫の役割と決めているそうなのですが、
奥様は、食事が終わったら、すぐにやって欲しいとおっしゃいます。
夫さんは、食休みをしてからやろうと思っているのに
妻に急かされてイライラする、とおっしゃいます。
夫に家事を頼んだ場合、「いつやるか」が揉め事の原因になることもしばしば。
ここで、奥様には、ぐっとこらえて欲しいのです。
相手に頼んだことは、相手の責任。
相手がどうやろうと、いつやろうと、相手の責任。
口も手も出さない!
遅いと感じることもあるでしょう。
下手だと感じることもあるでしょう。
文句も言いたくなるでしょう。
でも、やりたいようにやらせてあげてください。
かならず、ちゃんとできるようになりますよ。
夫は、ちゃんと社会の中でも責任を果たせる人なのですから
家の中でも、彼のタイミングで
やってくれるに違いありません。
人に何かを頼むとき、「いつやれるか」を聞いておくことは
自分がイライラしないために、大切なことです。
「○○をやって欲しいんだけど、今やれる?」
と聞いてみてください。
「今はやれない」と言われたら、
他の人に頼むか、
自分で機嫌よくやれるタイミングでやっちゃいましょう。
2. 家事の年間リスト
家事を「いつやるか」に幅をもたせる
一年間を通して必要な、大きな家事を全て書き出してみましょう。
トイレ掃除、風呂場、冷蔵庫、レンジ、衣替えなど、
やるべきことを書き出して、何月にやるかを決めます。
例えば、ベランダの掃除なら、年に2回ほどやれば良いでしょう。
それなら、季節の良い3月と9月にやる
お風呂場だったら、2ヶ月に一度は徹底掃除する
というように。
リストにしてみると、毎月だいたい5箇所くらいの掃除をすると
年末の大掃除が要らないことになります。
このリストで、どれを夫が担当するか
妻が担当するかを決めて、
「その月のうちにやる」
というルールだけ、決めます。
担当者を決めたら、そのやり方は
担当者に任されます。
終わったら、リストにチェック✅
夫のやり方が半端だと、妻が感じるならば
妻は、自分の持ち場を徹底的に磨くことをして
「掃除とはこういうこと」というお手本を
笑顔で見せれば良いだけのことですね!
大きな家事を夫が担ってくれるようになって
家の中のことがわかってくると、
毎日の食事、片付け、洗濯など、小さな家事にも
夫が参加するハードルが下がります。
夫や家族が家事参加しやすいシステムを考える
カウンセリングの場で感じることですが、
今は多くの男性が、家事や育児に積極的に関わろうとしています。
それならば、そもそも必要のない家事を減らして、
家族にわかるようにしておけば、
自然と家族の家事参加は楽になります。
例えば、バスタオルをやめて
フェイスタオルに変えれば洗濯が楽になる
カビの生えやすいモノを
そもそも浴室に置かない
多すぎるストック、
家族の人数に対して多すぎる食器や衣類
使わなくなったグッズを減らして
何がどこに、いくつあるか、一目でわかる
ワンタッチで届くようにしておけば
家事の時短になりますね。
家事の分担を考えるとき、
その家事が必要なのか
シンプルにする方法はあるのか
どのくらいの頻度で必要かを
先に考えてみることをお勧めします。
今年も素敵な1日を❣️
ずっとハッピーがつづくマリッジライフサポーター
ティダテラス 照子
ラインお友達登録もお願いします↓