夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。
今年の5月に、DV防止法案が改正されました。
身体的暴力だけでなく、精神的な暴力でも、
裁判所が保護命令を出せるようにする改正DV防止法案が可決しました。
施行は来年4月からとのことですが
家族の間での「精神的DV」が、どれだけ人を追い詰めてしまうのか
まだまだ一般的には理解を得られていないと思います。

私自身の経験としては、
片親で育った環境を
義父から「父親と一緒に暮らしていない、どこの馬の骨ともわからない娘」と
言われたことが
ずっと深く心の底に突き刺さってしまいました。
父親がいない家庭で育ったことは私の非ではないにも拘わらず。
今の時代に聞くことはなくなった
「どこの馬ともわからない」という言葉ですね。
あとから聞けば、
昭和的な考え方の世代の義父が
慣用句のように
日常的に使っていた言葉だったというのです。
けれど、人を人として
対等な目線で接する心がある人ならば、
他人に対してそんな言葉を使うことはないはずです。
心のどこかに、相手を卑下する気持ちがある
自分の方が上だ、という気持ちがあるからこそ
出てくる言葉なのです。
それを言われたのは、たった一度きりのことでしたが、
以来、私を捉えて離さない言葉になってしまいました。
「私が悪いんだ」
と思い込んでしまう。
「馬の骨」として生きてしまう。
そうすると
鳥かごの扉は開いているのに
たった一言で、その言葉の檻から
出る力を奪ってしまう。
それが「言葉の暴力」というものです。
言葉の暴力 モラハラ DV
妻に対して例えばこんな言葉
- こんなこともできないのか
- 主婦は気楽だな
- 母親として成ってない
- 金ためて出てけ
- ちゃんと稼げよ
夫に対して例えばこんな言葉
- 稼ぎが悪い
- 男のくせに
- バカじゃないの?
- 情けない
- 臭い
パートナーへの態度
- 相手の出自、実家を下に見る
- 友人とのつきあいを制限する
- 家庭のルールを勝手につくり強いる
- 節約を強いるが自分は自由に買う
- 不機嫌を振りまく
こうしたことが、なぜ夫婦の間で起こるのでしょう。
次回は、その理由を考えます。
ずっとハッピーが続くマリッジライフサポーター
ティダテラス 照子
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