夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。
夫婦カウンセリングの現場で、女性からよくお聞きすることは
- わかってくれない
- 相手が悪いのに、謝らない
- すぐにキレる、言葉の暴力
- 私を認めない
この4つは、必ず出てきます。
この4つのフレーズに共通することは何でしょうか?
それは、主語が全て「夫が」というところです。
「夫がこうだから、私がこうなる」
と、多くの女性が
自分の状況の原因を、夫に起因していると考えています。
必然的に、夫に振り回され続けている、ということに気づいていただきたいのです。
相手に振り回されない自分になる
相手の領域に踏み込まない
現代の女性は、本当に忙しいです!
- 結婚しても仕事をしなければならない
- キャリアアップしなければならない!
- 子どもも産まなければならない!
- いいお母さんにならなくては!
- 子どもには、しっかりした教育の機会を与えなければ!
いつも時間に追われ、生活が回らないとイライラしてしまいますね。
「忙しいのだから、夫も家事を担うべき」
「忙しい私を、夫は理解するべき!認めるべき!」
忙しく動き回らなければ、生活が回らないのに
そんな時、ゲームをしている夫を見ると、怒りが湧いてくる!
あるいは、すぐに片付けをしない夫を見ると、イライラが湧いてくる!
つい夫に対して、小言を言ったり不機嫌をぶつけてしまう。
その気持ち、痛いほど分かります!
でも、これもまた、主語が「夫」なのです。
「相手が自分の思う通りに動いてくれない」
あなたは、いつも「被害者」です。
いつも「被害者」で居続けることは、あなたが心から望んだ「幸せな結婚」でしょうか?
相手に「自分の思う通りに」「自分の思うタイミングで」「自分の期待した方法で」答えて欲しい。
もし、あなたが、相手からそんな期待を強要されたら、あなたはすぐに相手の期待に応えようと行動を起こせるでしょうか?
それを強要しているとしたら、あなたは「被害者」でもあり「加害者」でもあります。
夫に任せた家事ならば、そこから向こうは相手の領域です。
相手のタスクですので、相手がそれをすぐにやらなくても、溜め込んでいようとも相手の責任ですね。
小言を言えば、喧嘩になる。自分も不機嫌になる、相手も頑なになる。
例えば、夫に頼んだはずの、食器が洗われずに翌日の朝までシンクに溜まっていたらどうでしょう?
たしかに嫌ですよね!
朝ごはんを作るのに、邪魔ですよね!
でも、死ぬほどの傷ではありません。擦り傷程度です。
そんな状態なら朝ごはんを作らなければ良い。
子どもがお腹をすかせているなら、冷凍食品でも良い
コンビニでおにぎりを買ってもよい
朝マックでもよい!
なんとでもなります。
そして、そんな様子を見た夫は、次回からはちゃんと
朝までには食器を片付けてくれるようになるでしょう。
(夫も育つんです❣️)
それなら、その場の怒りから目を離して
自分を大切にする行動に目を向けるべきではないでしょうか?
自分を大切にする行動
例えば食器の片付けを夫に頼んだなら、それがいつ履行されようが、夫の勝手。
相手のやり方が気に入らないのであれば、自分でさっさとやればよい。
相手に任せたことは、口も手も出さない覚悟が必要ですね。
細かいことに腹を立てている時間がもったいなのです。
ドイツの文学者ゲーテは、「不機嫌は人間の最大の罪」と言っています。
夫が不機嫌を振りまいているならば、それは夫の勝手です。
相手の機嫌に振り回される必要はありません。
あなたは、夫のために生きているわけではありません。
あなたは、あなた自身のために生きているのです。
あなたは、日々、ご機嫌に自分の人生を歩むために生きています。
あなたは視点を変えて、まずご自分の機嫌を取る時間に当ててください。
- 子どもと遊ぶ時間/子どもに勉強を教える時間
- ゆっくりお風呂に入る時間
- 子どもが寝た後、好きなドラマ録画を見る時間
- 自分のキャリアアップのために勉強する時間
- 10分だけ、ゆっくりコーヒーを淹れる時間
「忙しい」とは「心」を「亡くす」と書きます。
忙しくても、心を取り戻す行動を習慣にしていきましょう。
ゆっくりコーヒーを淹れる時間
実は、「ゆっくりコーヒーを淹れる時間」が最も大切なのです。
コーヒーでも紅茶でも日本茶でもいいです。
夫の分も淹れてあげてください。
- ゆっくりコーヒーを淹れる
- ティータイム
- 日本茶で和む
どんなイメージが湧きますか?
お湯の湧く音、コーヒーや紅茶など
飲む相手を想定しながら、人数分のお茶とカップを用意する。
少しの時間座って、相手と向き合って、静かに豊かな時間が流れる。
ご夫婦の間にそんな習慣をもっていただきたいと思います。
食事は、生命維持のためになくてはならないものですが、
「お茶」というのは、わざわざ淹れるものです。
食事の後、わざわざお茶を淹れる
たとえ、夫がゲームをしていても、在宅ワークをしていても
台所の食器が片付いていなくても、
夫に頼んだことができていなくても、
ほんの10分、あなたもホッとする時間、お茶のために座ってみる。
夫にもその時間を分けてあげてください。
夫から「ありがとう」という言葉がいただけたなら、
ふっと心も軽くなるはずです。
会話がないなら、ただゆったり流れる時間を愉しんでください。
「何か話さなければいけない」と思っているとしたら、それはあなたの思い込みです。
何も会話がなくても、過ごす時間の豊かさを感じてみてください。
まず先に、あなたがご機嫌でいられる習慣を
今の女性は、本当に忙しいです。
でもその忙しさに心を奪われて、思い通りにならない夫にイライラするよりも
怒りを手放して、ご自分の心を緩ませる習慣をつけてください。
自分の肌に触れる下着、お気に入りを選んでいますか?
バスタイムは、子どもと一緒で慌ただしくても、お気に入りの入浴剤や、自分専用の高級ソープなど、ほんの少しでも自分のための贅沢をする。
仕事の帰りに一人で、ちょっとだけ喫茶店に寄る。
あなたがご機嫌で居られるなら、
その時間と空間、余白を与えてくれている夫にも感謝が湧いてくるはずです。
ただ「ありがとうを言いましょう、ごめんねを言いましょう」というテクニックではなく、
日々、小さな感謝を感じられてこそ、夫婦の関係は作られていきます。
妻から夫へ感謝を表す簡単な習慣として、1日10分、夫婦のためにお茶を淹れる習慣を。
一緒に座って、お茶を飲めるといいですね。
今年も素敵な1日を❣️
ずっとハッピーがつづくマリッジライフサポーター
ティダテラス 照子
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