
ティダテラス 照子です。
こんな質問いただきました。「夫とは価値観が全く違うんです。夫の趣味は全く理解できないし、私も理解されていません。」
そもそも価値観を合わせる必要はない
価値観=物事を判断する尺度は、10年も経てば簡単に変わります。
例えば何度もブームのあったタピオカですが、去年から一度も食べていません。^ ^
好きなモノは、時と共に変わるのよ。。。
夫婦の価値観だって、結婚した当初は合っていたはずなのですが、時間と共に変化するのが当たり前ですよね。
あなたの正義が、いつまでも夫さん(妻さん)にとっても正しいこと、とは限りません。
私たちは、「常に愛し合い、常に共に生きること」が「正しい」結婚だと思い込んでいます。ですが、結婚生活には様々なフェーズがあります。
例えば30代で結婚したとして、子どもが生まれる頃は仕事でも部下が出来たりして息つく間もないのが普通です。
共働きであれば、なおさら時間に追われる暮らしを、どうやって「分担するか?」という役割をこなすだけなりがちです。
夫さんが育児休暇を取った場合、妻さんは仕事に行くわけで、実は共に過ごす時間はとても少ない過酷な現実・・・。
こうした暮らしの中で変化した自分だけの「正しさ」を、相手に振りかざしたところで全く意味がないのです。
相手も一生懸命、家庭を守るために生きてきたわけで、相手には相手の「正しさ」があるからです。自分が「正しい」ことを相手に押し付けることは、強制的なコントロールでしかありません。
しかも、私たちが「正しさ」という呪縛から逃れることは容易ではないのです。
ポイント
結婚生活に、「正しい」「正しくない」を持ち込まない
夫の趣味を理解しなくていいです。
あなたが正しいと思うことや好きな事を全て分かってもらえなくても、大丈夫です。
大切なのは、あなたに自分の価値観があるように、相手にも相手の価値観があることを理解すること。違いを理解し、受け入れること。
価値観が一致していなければならないということはありません。
相手を「正しい」「間違っている」とジャッジする悪代官は、もうやめましょう。なぜなら、その方がずっと楽に生きられるからです。
そして、「正しい」ことや「好きなこと」が一致しているよりも
ポイント
「嫌いなこと」が一致していることの方がずっと大切
例えば
- 部屋が散らかっているのが嫌だ
- 嫌いな食べ物
- 嫌いな人
- 嫌いなジャンルの映画、音楽
- 夫婦の間のタブー
なぜなら、ちょっと嫌なことを相手に話した時、「わかる!わかる!」と言ってもらえるからです。むしろ、「嫌いなこと」「良くないと思うこと」をすり合わせる努力をする方が、夫婦は円満でいられます。
あなたのマリッジライフがずっとハッピーでありますように。
ティダテラス 照子

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(岡野あつこ著『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』サンマーク出版)