夫さんへ 夫婦修復バイブル 妻さんへ

キレる夫、キレる妻への対処法

 

キレる夫、キレる妻

男性はプライドでキレる 女性はわかってほしくてキレる

「キレやすい夫に、どう対処したらいいのでしょう?」というご質問をいただきました。

 

キレる=言葉で表現できない感情を、「怒り」にすり替えて行動してしまう。

このような行動をアクティングアウトと言います。小さな子どもが、気持ちを表現できず泣いたり暴れたりしてしまうのもアクティングアウトです。

 

例えば、あなたがカフェでコーヒーを注文したところ、店員さんがとても乱暴にコーヒーをガチャン!と置いたら、あなたはどう感じますか?

カチン!!何!その態度!!

と、怒りがこみ上げてくるでしょう。色に例えると何色ですか?体の感覚としては、カーッ!と上がってくる感じでしょうか?「怒り」の感情そのままに、「なに!その態度!!!」とテーブルをひっくり返すでしょうか?押し黙って、あからさまに嫌な顔をしてツンケンしますか?暴れるのも、むっつり不機嫌を決め込むのも、どちらもアクティングアウトです。

もしそのように行動したとしたら、店員さんは「すいませんーーーー」と言うかもしれませんね。でもそれは、あなたの「怒り」の力に押されたうわべだけの謝罪か、あるいは「何、この客!面倒くさ!」という逆ギレがこもった謝罪になるでしょう。いずれにせよ、アクティングアウトに対して、相手から誠意が返ってくることはまずありません。そして、相手の誠意のない態度は、さらにあなたの「怒り」を激しく燃やして、もっと嫌な結果を招くことになります。

 

ポイント

「カチン!とくる!」その「怒り」は、実は第二感情です。

 

コーヒーを乱暴に置かれたことによって、あなたの心に起こっている本当の感情は、「せっかくゆったり楽しもうと思っていたのに、雑に扱われて悲しい、虚しい、傷ついた」という感情です。そうした本当の感情を「怒り」という第二感情に包んで、アクティングアウトという結果に至ってしまうということです。ここで、その本当の感情に自分が気づき、感じることができれば、キレる必要はなくなります。

「ちょっとすみません、せっかくこの素敵なカフェでゆっくりコーヒーを楽しもうと思っていたのに、あなたがそんな風に乱暴にコーヒーを置いたので、私はとても悲しいです。」と伝えることができたら、店員さんは素直に謝ってくれるでしょう。

夫婦の間ですと、「言わなくてもわかるだろ!いつもお前はそうなんだ!」という心理が働くから尚更のこと、さらに激しく起こってくるのです。この「怒り」のコントロールは、まずは自分自身が気づくことと、「怒り」に耐性をつける訓練が必要です。

夫婦の暮らしは日常ですから、相手が変わってくれることを悠長に待ってはいられませんね。まずは、キレる夫(妻)の地雷のスイッチを入れないことが大切です。

 

男性であれば、自分のプライドに関わることを否定された時に、地雷スイッチが入ります。「あなたは全く苦労していない」「バカなんじゃないの?」「稼ぎが少ない」「みっともない」

女性であれば、自分のことをわかってくれない悔しさで、地雷スイッチが入りやすくなります。「バカ!」「どうせお前にはわからない」「女は楽だよな」

相手がキレはじめたら、まずその場を離れてください。トイレでも、自分の部屋でもどこでも良いです。カフェの店員さんのように、相手の怒りに反応してはいけません。反応すれば、それは相手の怒りを更に燃やす燃料になってしまいます。

「あなたが私に怒りをぶつけてくるのは、私は嫌なので、そういう時は離れることにします」と言えば良いだけのこと。外に出てファミレスに行ってしまうのもいいですね。そして、あなたも冷静になって、パートナーのアクティングアウトの奥にある本当の感情は何なのか考えてみることをお勧めします。

 

今日もあなたのマリッジライフがハッピーでありますように!

ティダテラス 照子

 

 

三枝照子公式ラインにご登録いただくと、無料イベントなどのお知らせが届きます⬇️。

-夫さんへ, 夫婦修復バイブル, 妻さんへ
-, ,