夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。
長男の中学時代のママ友の話です。
豪華な家に住み、何もかもピカピカで
新しくて美しい暮らしに囲まれていた
幸せそうなSさん。
自慢の1つもせず、気さくな彼女が
ある日突然、家を出て行った。
子供たちが夏休みに入る少し前の
出来事でした。

「普通でよかったのに」
彼女がいなくなって、1週間か10日ほど経ち、
ようやくメールが来ました。
確かその週の金曜日の晩には、
私たちは一緒に笑ってビールを飲んだのです。
その二日後に、彼女は家を出ました。
きっと突発的なことだったに違いありません。
高校生のお嬢さんと、中三の息子を置いて
一人で実家に身を寄せたSさん。
どんなに心細かったことでしょう。
娘と息子を、自分のいる実家に呼び寄せるまで
何も手につかなかったのだそうです。
ようやく、子供たちを自分の手元に取り戻して
ほっとした、というのです。
何があったのかは、聞けませんでした。
でも、彼女が家を出た理由は
たった一言、
「普通でよかったのに。
昔は、もっと普通に優しい人で
もっと笑ってくれる人だったの。」
なんと切ないことでしょう。
二人は、長くつきあって結婚したそうで、
夫さんがお金のない頃から、苦労して
会社を立ち上げ、利益を出すまで
一緒に歩いてきたのです。
だけど、いつのまにか
夫が思う「幸せな家庭」と
妻が思う「幸せな家庭」が違っていて
彼女は、それを誰にも言わず
一人で悲しんで、苦しんでいたということなのですね。
その我慢の堰が切れてしまった、ということなのだそうです。
この暮らしを捨てて、そんなことってあるんだ?
その決意の辛さ、想像を絶するものがありました。
友人として傍にいて、何もできない無力感
というよりも
もし話してくれていたとしても
背負い切れないほどの彼女の辛さを
担ってあげることなんて、到底できなかったわけです。
続きはまた次回^^
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