夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。
「夫源病」
医学的な病名ではありませんが、
夫との接触によって体調不良が起こるという状況になれば
深刻です。
夫源病についての、リコ活メディアの記事にコメントを書かせていただきました。
もともとは、大阪大学医学部の石蔵文信氏が、更年期外来でのご経験を元に
『夫源病:こんな私に誰がした』という著書が由来になっているそうです。
夫源病の原因
夫源病の原因になる夫
私のカウンセリングルームに
夫源病に近い状況でご相談にいらっしゃる方は、
40代以降の方が多い傾向にあります。
というのも、その方のご主人が、
いいも悪いも含めて
「昭和気質」が残っている感じがするのです。
- 働き者
- ワーカホリック
- 仕事できる!
- 仕事に人生捧げている!
- ワンマン
- ザ・おとこ!
- 気持ちを言葉で表現するのが苦手
- 家族より仕事優先
- 俺が家族を守っている!
- 俺が頑張っている!
- 家のことは「手伝い」はする
- 大事なことを妻に相談せず自分で決めてしまう
- 俺についてこい!
社会的に出世されて部下を持ち、責任感はたっぷり。
「男らしい」「頼もしい」反面
家庭の中では、自己中心でワンマン。
大人になりきれていない自由さ、わがままさが残っている「昭和夫」です。
夫源病になる妻
夫源病になってしまう女性は、
夫に尽くしてしまう方や
夫の機嫌を損ねるのが怖くて、
自己主張をしてこなかった方が
なりやすいのではないかと感じています。
ワンマン夫に対して
多少の抵抗はしつつも、
結果的には
「面倒見の良い母親役」になってしまい、
あれこれと夫の言う通りに動いてしまう。
または夫が不機嫌を振りまけば
機嫌を取ろうと右往左往してしまう。
そんな妻は、ワンマン夫の美味しいエサです。
ますますワンマンを助長して
「これでいいんだー!俺は!」と
モンスター化させてしまうこともあります。
はたから見たら、夫婦円満家庭。
夫のために、妻が甲斐甲斐しく尽くし、
夫はいつもご機嫌。
妻も表向きは笑顔でいるのですから。
ある日突然、溢れる!
罪悪感
「私が弱いからいけない」
「私は夫を支えなければならない」
「家族は仲良くなければならない」
そんな風に自分を追い込んで、
長年がんばって、がんばって
家族のために尽くしたのちに
ふと、わが人生を振り返った時、
虚無感に襲われてしまうこともあります。
日々の小さな我慢が積み重なっているのに
「私は大丈夫、大丈夫」
と、自分の悲しい気持ちに気づかないふりをして
健気に毎日をやり過ごしているうちに
溢れてしまい、
ある日突然、過呼吸がおきてしまうという事例もあるようです。
一度、過呼吸などの症状が起こると
「またそうなったら困る」という恐れがあり、
完全に立ち直るまでに、時間がかかる例もあると聞きます。
チェックリストをご覧になって
思い当たることがある場合には
早めに対処をする必要があります。
夫婦ともに気づきにくい夫源病
罪深いことに、
夫は、まさが自分が原因であるとは気づいていないことが多いのです。
「心療内科に行ったらいいじゃないか?」
夫は心配して進言しているのでしょうが、
そんな風に他人事のように言われては
妻は、まさに傷口に塩を塗られているようなもの。
妻自身も、明らかに夫が原因だとは気づかず、
「こんな風に弱い私はよくない」
「夫に言いたいことを言えず苦しい」
などと、ますます鬱屈してしまいます。
ただ、理解するべきは、
原因となっている夫には
全く悪気がないのですから、
早めの対処をすることで
お互いのコミュニケーションの方法が変われば
十分、夫婦仲を改善する余地があるのです。
夫源病への対処法
物理的に離れる
ご夫婦の状況によって程度の差はあるものの
言い合いになりそうなら、すぐにその場を離れる。
週末は別に過ごす
一定期間、別居をする
など、まず物理的に離れることが大切です。
心理的境界線を引く
「これでいいんだー!俺は!」と
不機嫌を振りまき
あなたをコントロールしようとする場合には
夫が赤ちゃん返りしている状態でもあります。
そんな場合には、
「言葉で言わなければわからないわ。」
と、夫の無言の要求を受け入れないという姿勢を
はっきりと示すことが必要になります。
「夫が不機嫌なのは、夫の勝手」
と割り切る潔さが、心を軽くしてくれるでしょう。
『リコ活』の使い方
夫婦問題カウンセラーの力を頼ってください
そうは言っても、
普段から夫に支配されがちな状況にある奥様が
なかなかご自身で、夫に切り出すことも難しいことでしょう。
そんな時は、人に助けを求めて良いのです。
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